美容整形、美容外科は名古屋市中区栄のAMORE CLINIC(アモーレクリニック)へ。

Interview

フミィ様

フミィ

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ジェンダーコラム執筆

私は美容研究家として活動している、性別は男性で性自認は女性のいわゆるトランスジェンダーです。自らの性自認が女性というのを意識したのは、幼少期の頃からでした。外で活発に遊ぶことよりも、室内でおままごとやお人形遊びが好きで、男の子の友達よりも女の子の友達と遊ぶことの方が多かったです。それは女の子と遊んでる方が単純に趣味が合うので楽しかったからです。

その頃は自ら深く性について考えた事もなかったのですが、幼心に私だけ特別変わっているんだなーと、特に悲観的には考えた事はなく、そうゆうものなんだと自分で言い聞かせていた気がします。綺麗になりたい気持ちは子供の頃からあり、小学生高学年くらいから、美容に気を使うようになりました。

中学生になってからは、男性っぽさが出ないように、メイクしてみたり、素肌でも自信が持てるようにスキンケアを研究したりしているうちに、美容が人一倍詳しくなっていました。

そこから高校時代、大学時代に美意識が更に高くなりました。今でこそ美容クリニックや美容整形は当たり前の時代になりましたが、私が大学生の頃はまだまだ美容施術の話を人にするのは抵抗のある時代でした。
インフルエンサーもYouTubeも世の中に浸透していない時代でしたが、綺麗になりたい気持ちでインターネットでブログや論文を調べ、見つけた美容クリニックや皮膚科にカウンセリングに行き、先生に美肌になる方法を直接聞きに行ったりしていました。今思うと凄い迷惑な事をやっていたなと思います(笑)

そこで教えてもらった美肌レーザーや美容成分などを肌に塗り、そこから自らで手作り化粧品も作り、どんどん美容によって綺麗な肌へと導かれていくのがとっても生き甲斐で、自己肯定感が上がり私にとっては美容は楽しみと癒しの空間でした。性自認については、大学生の頃には完全に自分自身女性だと確信していました。

子供の頃からなんとなく女性の心を持っていたので、そうなんだろうなぁ、とは感じていましたが、大学生の時に当時流行っていた女性モデルさんのようになりたいとか、憧れを持つようになっていて、そこから自らのジェンダーを生かしたお仕事をしようと考えるようになりました。

大学卒業後にとりあえず美容は好きだけど、華やかな世界に行きたいという漠然な気持ちから、アパレル会社に就職しました。その際の配属先も面接官に見透かされていたのか、配属先は女性のブランドで、そのブランドで男性が配属されたのも私が初との事でした。女性の中の職場でしたが特に違和感なく溶け込んでいました。

化粧品ブランドFUMMY REFACE

そこからテレビ通販会社に転職し、コスメの製造販売のノウハウを学び30歳の頃に自らの化粧品ブランドFUMMY REFACEを展開し起業しました。最初の頃はSNSで男子美容研究家フミィという愛称で、美しい男子というコンセプトでメディア露出し発信していました。

ただ、発信している姿をテレビやYouTubeで自らの姿を客観的に見るようになり、自分の中で自分らしさを出しているつもりが、何か偽っている、何か自分の中で本来の自分を出せていないと思うようになりました。本来は女の子として発信したいのに、中性的な見た目の自分自身を見て、本来こうありたい姿ではないと感じました。

美容研究家として発信する仕事をしてから、フミィさんのように自分の行きたい道を生きている事に憧れがあります、という声を頂いたり、フミィさんのスキンケアアイテムを使い出して綺麗になれました、という声を頂くようになり、そんなファンの方々の期待を裏切りたくないという想いが増え、自分らしく正直に発信したいという気持ちに変わったような気がします。

一生の人生、人にどう見られているとか、どう思われているとか気にして生きるのは勿体無いと感じるようになりました。そこから、ジェンダー外来に行き、自らがトランスジェンダーなのかを診断してもらいにいきました。『性同一性障害』今の言い方だと『性別違和』の診断が出ました。
その時に自らでしっくりきた気がしました。性自認は女性で、やはりそうなんだと・・・。これまで長年使用していた男子美容研究家フミィの愛称を美容研究家フミィに改名し、男子の名前を取りました。

そして、セミロングだった中性的なヘアースタイルからずっとやってみたかったロングヘアーに変え、メイクもしっかりとするようになりました。特にホルモン治療や整形をした訳ではないのですが、メイクやお洋服などで劇的に変わったので、最初は生活していく中で、劇的な変化にメンタル的に不安定になってしまいがちでした。

ただ、その中でも女性として生きていこうという気持ちが強かったので、その中で変わっていく過程はとても喜びと楽しさもあったので、辛いことがある反面、楽しいことや喜びも沢山ありました!
私自身美容研究家として、常にスキンケアをやっていた事もあり、メスを入れなくても美しくなれるんだよ!という選択肢もあるという事を発信していきたいと思っています。ただ私自信、全くメスを入れていないかというと、実は胸だけ豊胸をしました。

胸はどうしても欲しくて、自分の中でそれがあれば自信を持って生きていけるという何か根拠のようなものだったのかもしれません。初めての大きな手術で、カウンセリングは1年半かけて東京・大阪の総勢64箇所のクリニックに行き、先生に直接会い納得いくまで話しました。
そして64人目に巡り合った先生が、とても親身になって相談に乗ってくれ、豊胸手術も日本トップクラスの症例数、そしてSNSの症例写真や、口コミ、実際に会った際のフィーリングで、是非お願いしたいという気持ちが芽生え、その先生にオペをして頂くことになりました。

初の大きなオペで、初の全身麻酔は不安だらけで、人生で1番の覚悟でオペに挑みました!結果は全く痛みもほぼほぼ無く、とても満足する出来栄えになりました。丁寧にオペしてくれた先生やサポートしてくださった看護師の方々には心から感謝です。本当に時間をかけて探して良かったと痛感しています。豊胸して、自らの最大のコンプレックスが埋まった事で、今まで以上に自信を持って生きていけるようになりました!

アドバイス

私自信、ホルモン治療をしている訳ではないですが、豊胸しかしていない私からのアドバイスとしては、自分がどうありたいかが大切だと思います!性自認が女性だからといって、無理に身体を変える必要はないですし、ゆっくりで良いので自分に少しでも自信も持てるように生きていく事が大切だと思っています!

自己肯定感が上がれば、人になんと言われても気にしないメンタルになっていきますし、そこから自分の中で治療をやりたいという気持ちになれば、やるのも選択肢だと思います!何が正しいとか、間違っているとか無いんですよね!生まれてきたあなたは、世界で1つしかないかけがえのない素敵な存在です。それを磨くのも自分なんです!

なので、ジェンダーを抱えていると、どうしても自分に中で考えてしまって孤独になったり不安になってりする人も中には多くいると思います!ただ、これからは多様性な世界がどんどん広がりトランスジェンダーの人達にとって確実に生きやすい社会になっていくと思っています!
なので、私自信もこれからも美容研究家フミィとして、美容を発信しながら多様性で寛容な社会になっていくように、丁寧に発信していきたいと考えています。

このコラムを読んでいるあなたにお伝えしたい事は『自分を諦めないで、一人じゃないよ!』とお伝えしたいです。そして、自分の事が大好きになれるとキラキラ輝くオーラが出てきて、自分に自信がついてくると自己肯定感が上がり、強いメンタルになれると思っています!ゆっくりで良いんです。なりたい自分を目指して、楽しみながら頑張ってください!心から応援しております。

職業 美容研究家フミィ(前田文也)
生年月日 1985年6月29日生まれ
出身 兵庫県出身

容姿は女性で性別は男性のトランスジェンダーの美容研究家。美容研究家フミィという愛称でテレビや雑誌、
Webメディアなどで美容のプロとして活動している。

本名は前田文也。化粧品開発にも携わっており、性別に左右されない全てのジェンダーが使える、
ジェンダーニュートラル化粧品ブランドFUMMY REFACE(フミーリフェイス)を創業し、化粧品会社の代表も務めている。

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